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日曜ドラマ『天国と地獄』第8話感想【クウシュウゴウと彩子の共通点?】

どうも、ブログのアクセス数を眺めるのが楽しくなってきたぷりぷりプリンスです。

読んでくださる皆さんに感謝♪

さて、今回は日曜に放送された『天国と地獄〜サイコな2人〜』第8話の感想です!

前回のような推理というより、今回は考察です。

書いているうちにどんどん長くなって超長文になっていますが、良ければお付き合いください!

目次

第8話のあらすじ

※以下、ネタバレしまくりです!要注意

新たな事件として、リストにあった久米正彦の息子である久米幸彦が殺された。

現場検証が行われる中、【日高👩】(見た目は彩子)東朔也が搬送された病院へと急いだが、東朔也は既に病院を後にしていた。

【彩子👨】(見た目は日高)東朔也クウシュウゴウの正体だと睨み、情報を集めていた。

そして、周囲の話から日高奄美へ旅行に行こうとしていたこと、という人物は以前コ・アースで清掃員として働いていたこと、その後姿を消してしまったことを知る。

一方は、病気で倒れた師匠・湯浅の望みを叶えるべく、一緒に病院を発った。

【彩子👨】が入手した東朔也の顔写真を確認し、湯浅東朔也クウシュウゴウだと知っても、はどうしても師匠を放っておくことができない。

その後、湯浅から奄美行きを提案され…。

その頃、警察でも独自に捜査を続けていた河原が掴んだ情報から、容疑者として東朔也の名が浮上した。

そして、3年前の一ノ瀬正蔵殺害の犯人は十和田元だということ、自殺した十和田元の部屋に入った清掃業者東朔也という人物がいて、その人物が十和田元の部屋から漫画を持ち帰っていること、二件目以降の殺人は、による十和田模倣犯であること、久米幸彦を殺害した動機は過去の怨恨であることなどが挙げられた。

河原の追及に、さすがの【日高👩】も観念するほかなく、日高が社長を務めるコ・アース社の清掃員だったことを明かした。

そこへ現場の遺留品として、日高乳歯が見つかり、日高陽人への緊急配備が決定される。

【日高👩】の勧めでコ・アースの社長を辞任していた【彩子👨】だったが、八巻からの知らせを受け、逃亡したのだった。

【日高👩】からの呼び出しで、満月の晩に再び歩道橋の上で対峙した【彩子👨】【日高👩】

【日高👩】の狙いは、再び入れ替わることのようだったが…。

二人は果たして元に戻ることができたのか。

第8話の感想

僕の感触としては、第8話はこれまでの答え合わせ回というか、ある意味一つの節目の回だったのかなと思いました。

クウシュウゴウの正体が分かり、一連の事件の全容もおおむね明らかになりました。

新たに推理をしようにも、まだ情報が少ないのですが、次回からまた新たな展開が動き出しそうなので、とても楽しみです!

わくわくするー!

「クウシュウゴウ」は社会的弱者のコードネーム

7話と8話で「クウシュウゴウ」十和田元ではなく、十和田元から東朔也踏襲されたコードネームだったことが明らかになります。

つまり「クウシュウゴウ」とは、特定の個人を指すものではなかったということです。

親にも見放され、誰に悲しまれることもなくひっそりとこの世を去った十和田元

貧しさに耐え、誰にも相手にされず、いつでも替えがきく存在として簡単に社会から振り落とされてきた東朔也

社会的に「無きもの」として扱われる人間こそが「クウシュウゴウ」なのではないでしょうか。

東朔也は、十和田元が死んだ部屋を清掃しながら、何を思ったでしょう。

膵臓癌で死にゆく自分の命を、誰が惜しみ、誰が悲しんでくれるのか。

死んでも最初からそんな人は居なかったかのように社会から忘れ去られるのだろう…。

「俺なんかいてもいなくても同じ」とつぶやく師匠の姿が切ないです。

裁かれない「上級国民」の闇

久米幸彦は、一介の警備員としてと共に勤務していました。

とはいえ、久米警備会社の御曹司

自分が喫煙する時にいちいちロックを解錠して外に出るのが面倒だという身勝手な理由で、出入り口のロックを外したままにするなど、やりたい放題でした。

しかし、その警備の隙を突かれて、ビルが強盗に襲われてしまいました。

すると、久米親子こんなことが表沙汰になっては社運に関わると、全ての罪をに着せて解雇処分にしたのです。

「上級国民」は裁かれない。

だから、クウシュウゴウ制裁を加える…。

クウシュウゴウは、社会の歪みが生み出したシリアルキラーだと言えそうです。

「清掃人」は従属者の象徴

残念ながら、私達の住む社会は決して横一線の平等ではなく、支配と隷属という縦のつながり上下関係という構造を持っています。

持てる者と、持たざる者の関係。

支配する者と、支配される者の関係です。

この作品では、「清掃人」という仕事は、縦のつながりの下側の人間として描かれます。

清掃人の仕事は、誰かの尻拭い後始末

社会の末端の仕事の代表ででもあるかのように。

しかし、本当にそうでしょうか。

そんな社会構造上の上下関係を相対化する存在として描かれるのがです。

元は証券会社に勤務し、エリートサラリーマンだったは、社会的には上位層だったと言えるでしょう。

しかし被災地支援の経験で、自らの無力さに気付かされた無人島でも一人で生きていける男」を志します。

脱サラし、師匠と仰ぐの前に、社会構造の上下が反転するのです。

師匠から「清掃」のテクを盗んで誇らしげに働くは、清掃という仕事の本質的価値に光を当てる存在だと言えます。

仕事に貴賎はない、ということでしょうか。

「歩道橋」は天国と地獄の架け橋

大人になった日高「お前が15分先に生まれてくりゃ、お前の人生は俺のものだったんだよ!」と食ってかかる回想シーンがありました。

の不遇な人生に胸が苦しくなるセリフです。

場所は歩道橋の上

このドラマには、歩道橋などのがよく出てきます。

彩子日高が入れ替わったのも歩道橋

新月の晩数字の落書きがされるのも歩道橋

そして、幼少の日高が対面したのも歩道橋の上でした。

歩道橋はとても象徴的です。

「こちら側」と「あちら側」を繋ぐものである一方で、「こちら側」と「あちら側」の分かれ目にもなります。

小学校の近くの「歩道橋」で一度交わった兄弟の人生は、ここから再び「こちら側」と「あちら側」に分かれていきます

お金に苦しむことなく、大学を出て、若くして社長としてみんなに慕われる日高

貧しさに耐え、誰にも相手にされず、社会的に無きものとして扱われてきた

歩道橋二人の明暗を分けた「天国と地獄の狭間」だったのです。

落書きは指令ではなく「予告」

歩道橋の数字の落書きは、ミスターXからの指令ではなく、東自身見知らぬ若者にお金を払って書かせたものでした。

つまり、指令ではなく犯行予告

秘密を知る日高にだけ分かる犯行予告新月の前に合わせて出していたのです。

7話の感想記事を出した後、Twitter「日高はいつも犯行現場の清掃をしていたのに、今回はできなかった」という旨のツイートを見つけて、なるほどなー!!!と思っていました。

久米さんの事件も、本当は証拠が出ないように、現場の清掃をしたかった

でも、出来なかった。

が、リストにある久米父ではなく、久米息子の方を標的に切り替えたから。

実際に日高が手を下したことがあるかどうかは分かりませんが、現場の清掃を行うことで痕跡を消し、犯人に協力していたという点では、日高共犯関係にあると言えそうです。

一方で「清掃人」はここでも下請けの従属者として描かれているとも考えられます。

日高の間にある上下関係「清掃人」という仕事を通して表現したのだとすると、日高は共犯というよりも何かの事情で事件現場の清掃をせざるを得ないのではないかと推察されるのです。

事件現場に残されていた日高の乳歯は、日高に罪を着せるためにあえて落としたものでしょうか。

久米さんの件で、日高に裏切られたと思ったが現場にあえて日高につながるものを残したとも考えられそうです。

正義とは何か

彩子は、常に「正義」の代弁者です。

クウシュウゴウである東(湯浅)に情が移っている様子の「知り合いだからって逃したりしたらダメよ。それも犯罪だからね」と釘を刺し、凄惨な連続殺人に手を貸す日高にも彩子

「どんな理由があるにせよ、人殺しは人殺し」

「フォロワー100万人の人気者だろうが、死んでも誰一人気づかないおっさんだろうが、善人だろうが悪人だろうが、どんな人でも殺されていいわけないし、同時に誰かを殺すことも許されない」

「どんな事情があれ、ここを譲ったらいずれ全てがなし崩しになる」

「死守すべきルールってもんが人間にはあると思わない?」

と、正論で畳み掛けます。

でも、湯浅を見限ることができないし、

日高彩子の言葉の意味を理解しながらも「そんなことは何百回も考えたんだ…」と苦しげな表情を浮かべます。

彩子という絶対正義と対比させるように、人には「正義」で割り切れない感情があるということが浮き彫りになります。

正しさとは何か悪とは何か、見ている人は考えざるを得ないというわけです。

そもそも彩子が警察官になった理由は、正しい人が糾弾される世の中を変えたかったからでした。

この点だけ取り上げると、クウシュウゴウ彩子本質的にはすごく近いことに気付かされます。

クウシュウゴウ彩子も、世の中の理不尽と戦おうとしているのです。

手段が全く違いますが、世の中を変えたいという思いは共通していると言えそうです。

第9話は今夜放送!

さて、お楽しみの第9話の放送は今夜9時からです!

15分拡大での放送とのことで、期待が高まります!

果たして、日高彩子の入れ替わりは成功していたのでしょうか?

そして、師匠と一緒に奄美へ行ったと思われるの身が案じられますが…。

大丈夫かなぁ😱💦💦

入れ替わりについては、僕は成功したと予想します!

予告編、日高の声がこれまでより数段低かった気がするので…。

ラストに向けて、いよいよ目が離せませんね!!

それでは、長〜〜い記事に最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!!!

以上、ぷりぷりプリンスでした!

まったねー🍌

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第7話の感想はこちら↓ happyandjasmine.hatenablog.com